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脳卒中後の運動麻痺に対する反復的末梢磁気刺激(rPMS)に関する症例報告が公開されました!

 脳卒中による運動麻痺は、日常生活動作に大きな影響を及ぼします。特に、慢性期の重度な運動麻痺の回復は難しく、効果的なリハビリテーション手法の確立が求められています。本研究では、慢性期の重度な脳卒中後麻痺患者を対象に、反復的末梢磁気刺激(rPMS)と課題指向型トレーニングを組み合わせたリハビリテーションの有効性を検討しました。その結果、トレーニング後に患者の上肢機能に一定の改善が認められました。本研究は症例報告であり、今後さらに多くのデータを集めて検証を進める必要がありますが、rPMSと課題指向型トレーニングの組み合わせが、脳卒中による重度な運動麻痺の回復に寄与する可能性が示唆されました。


反復的末梢磁気刺激(rPMS)とは?

rPMSは、特殊な装置を用いて磁気パルスを繰り返し手や足の筋肉に与える技術です。特に脳卒中後のリハビリでは、麻痺した手や腕の筋肉がうまく動かせないことが多いため、rPMSを活用することで神経回路の働きを調整し、動きやすくすることが期待されます。痛みが少なく、安全に使用できるため、リハビリの補助的な手法として注目されています。


課題指向型トレーニングとは?

課題指向型トレーニングは、日常生活で実際に行う動作(タスク)を繰り返し練習することで、運動機能の回復を促すリハビリテーション方法です。例えば、「コップを持ち上げる」「ドアノブを回す」「ボタンを留める」といった具体的な動作を繰り返し練習することで、実生活での動作改善に繋がることが期待されます。


【掲載論文】

Yamamoto S, Aoyama T, Ishii D, Ishibashi K and Kohno Y

Case Report: Repetitive peripheral magnetic stimulation and task-oriented training improve motor function in chronic severe post-stroke paralysis.

Front. Stroke 2025;4:1547280


【全文】

本論文はオープンアクセスとなっておりますので、是非ご一読ください。



 
 
 

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