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博士後期課程 棚町さんの研究成果が論文として公開されました!

茨城県立医療大学大学院 博士後期課程の棚町さんが行った研究が論文として公開されました。本研究は、誤差に対する適応の割合を表す”学習率”が残効(After-effect)の経験によって低下することを明らかにしました。

学習率は外乱(Force Field)環境下で運動した後、どの程度運動を適応させたかを表します。この学習率について、外乱のない環境下で残効(After-effect)を経験する群と経験しない群で比較したところ、残効を経験することによって学習率が経時的に低下していくことを確認しました。

これまで学習率については、運動中の外乱による誤差の性質によって議論されてきましたが、本研究で初めて外乱のない環境下での誤差が学習率に影響を与えることを実験的に確認しました。この背景にあるメカニズムとして、誤差の経験が適応の動機付けに関係していることを考察しています。本論文はオープンアクセスとなっておりますので、是非ご一読ください。


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